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(Fig-5. Trend for waterfront facilities)

4−2. 自由記述式により得られた回答の分析
自治体の抱える問題点を自由記述式により得られた回答から抽出し、バリアフリー化が進行しない理由を総合的に把握する。アンケートの回収数(率)は、61件中55件(90.2%)。このうち、無記入のものを省いた有効的な回答を使用する。
(1)水辺における公共施設勢備の問題点
開放的で全ての人が利用できるバリアフリー整備が進行していない理由及び問題点を(Fig-6)に示す。「安全性の確保」が9件(38%)で非常に多く、以下「整備後の維持管理」「親水性の確保」「非常時の対応」等、安全性・維持管理の問題が約8割を占め、自治体の大きな課題となっている。

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(Fig-6. Problems to be prepared of waterfront facilities)

(2)水辺公共施設の具体的な感備の在り方
水辺公共施設の具体的な整備の在り方は、(Fig-7)に示す通りである。「高齢者・障害者に安全で快適な整備」は12件(36%)、「多くの人の意見を取り入れた整備」5件(15%)、そして「高齢者・障害者の視点に立った整備」等、水辺で高齢者・障害者の利用を想定した施設整備の必要性が把握できる。特に、ハード面の整備だけでなく、多くの人の意見を取り入れる社会参加型の整備(ソフト面の充実)に重点が置かれていることも伺える。

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(Fig-7. What a Preparation should be concretely)

 

 

 

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